こういう音楽番組がほしい! 提案

 ある日、僕は録ったまま放置していた「Covers」を見ていた。途中から随分おじいさんになった南佳孝さんが出てきて、往年の名曲「スローなブギにしてくれ」を苦しそうに歌っていた。懐かしさもあったけれど、残念な気持ちが少し多かったと思う。

 日本の音楽番組って「Covers」のように往年の名曲を独自のアレンジで有名な歌手が歌うか、自分の持ち歌として、勝手に間延びさせて歌うか、お笑いのものまねかで、その当時を再現するような試みは、観たことがない。

 自分の好きなユーミンを例にとると、ユーミンの曲は今でも好きで、たまには聴くけれど、もうコンサートには行かないし、荒井由実時代の曲を今のユーミンが歌ってもなあ。と思っている。

 僕が観たいのは、当時のアレンジそのままで、一流のミュージシャンによる演奏で、ユーミンの声質に近く、もうちょっと歌の上手い10代後半の女の子が歌う荒井由実の世界なのです。

「卒業写真」、「あの日に帰りたい」、「いちご白書をもう一度」、「まちぶせ」なんか聞いたら泣いちゃうだろうし、アルバムを忠実に再現するのも楽しみです。ユーミンが曲の解説をするのも見てみたい。

 歌う女の子はオーディションで選んだりすれば経費もそれほどかからないだろうし、ユーミン並みのスタイルで、歌はもう少し上手く、顔もちょっとよければいいと思うんだけど。その子に曲や詩をつくる才能は求めないんだから。

 こう考えてみると、ジャパニーズポップスも一部はクラシックになりつつあるのではないでしょうか。生み出す時代から表現する時代へ。

 

突然 ユーミンにはまる 高音質CDを聴いてみて!

 その日、僕は古くなったミニコンポを処分すべきかどうか迷っていました。それはONKYO製のハードディスク内蔵型の優れものでしたが、画面の切り替えが恐ろしく遅いため、シンプルな生活を目指す者としては、捨て去るべきと思いました。

 少し前からマイブームとして高音質CDがあり、先月はABBAのベストをアマゾンで買いました。初期ユーミンの高音質CDセット(Yumi Arai 1972-1976)を来月買おうと思い、手近にあったコバルトアワーを試しに聴いてみようとかけてみたところ…

 「COBALT HOUR」から「卒業写真」 楽曲の良さと音の良さで、朝6時というのに、涙が出ました。

 そうです、コバルトアワーは自分の中では、それほど名盤ではなかったため、人生の中で何度となく訪れた「マイブームとしてのユーミン」の過程で、随分後年になって、知らないうちに高音質CDを購入していたのでした。

 僕の中の名盤ランキング1位は2枚目のアルバム「MISSLIM」であり、そのCDが古かったため、荒井由実時代の単品CDはすべて劣悪な録音だと思い込んでいたのです。かの名曲「海を見ていた午後」もイントロから歌に入ってしばらくしないと声が聞こえてこない。あのやな感じが自分の中にこびりついていたのです。

 その日、僕はツタヤに飛んでゆき、ユーミンコーナーにあるアルバムを一枚一枚CD発売日を確認しながら借りてきました。高音質CDは、荒井由実時代の、「MISSLIM」と「14番目の月」があり、松任谷時代は「REINCERNATION」がありました。松任谷時代のものは、高音質物は少ないようです。

 同日、持っているが古い録音である、「ひこうき雲」、  「PEARL PIERCE」と持っていなかった「昨晩お会いしましょう」をアマゾンに発注しました。

 次の日に届き喜んで確認すると、当然中身には何の問題もありませんでしたが、「ひこうき雲」はダブりで買ってしまったようです。つまり自分で持っていたのも高音質だったと…。なんでもそうですが購入には注意が必要です。

 その後、僕はONKYO製ミニコンポにすべて取り込み、パソコンにも古いものは削除してすべて取り込みました。

 そして、車内用USBに3種類にわけダビングしました。

1 「ひこうき雲」、「MISSLIM」、「COBALT HOUR」、「14 番目の月」+「あの日に帰りたい」「翳りゆく部屋」(日本の恋とユーミンと。より)

※まさにザ、ユーミン 荒井由実時代の神4枚といわれるもの

2 「紅雀」、「悲しいほどお天気」、「時のないホテル」、「水の中のASIAへ」

※実はこの辺が一番好きかも 松任谷初期 雌伏期ともいわれる珠玉の名盤群

3 「昨晩お会いしましょう」、「PEARL PIERCE」、「REINCERNATION」

※ドライブにフィットする、作詞作曲だけじゃない今もってCoolなアレンジ。

 詳細のうんちくについてはまた後日。